つくり手について
お香をつくりはじめたのは、ある朝、庭のローズマリーを摘んでいたときのことです。指先に残った香りが、不思議なほど気持ちを落ちつかせてくれました。
それから少しずつ、近くの山を歩き、庭を育て、ヒノキの枝、松の葉、すぎぼっくり——自分の手で集めた素材だけでお香を練るようになりました。
化学的な香料は使いません。土と緑と、ときどき海風の記憶だけ。できあがるのは、どこかで嗅いだことがあるような、でも市販品には似ていない、小さな香りです。
気分を選ぶと、おすすめの組み合わせをご提案します
ヒノキの球果を粗く挽くと、落ち着いた大人のスパイシーな香りが立ちのぼる。煙が穏やかで、長く焚いていられる。
日本の冬を彩る花。ほのかな甘さと、奥に潜む渋みが静かな艶をつくる。
癒しの定番。心の緊張をほどき、眠りへの橋渡しをしてくれる、やさしい香り。
記憶と集中を助けるといわれる薬草。シャープな香りが思考をクリアにする。
海辺と山の両方に育つ松。燃やすと森の奥へ連れていかれるような、力強い清涼感。
秋に拾い集める杉の球果。じんわりとした木の深みと、土のような温かさがある。
庭の木だと思っていたら、違う名前を持っていた。クマリンを含む葉は、燃やすと最初は優しい甘さで、やがて濃いフルーツの香りに変わっていく。
お香をつくりはじめたのは、ある朝、庭のローズマリーを摘んでいたときのことです。指先に残った香りが、不思議なほど気持ちを落ちつかせてくれました。
それから少しずつ、近くの山を歩き、庭を育て、ヒノキの枝、松の葉、すぎぼっくり——自分の手で集めた素材だけでお香を練るようになりました。
化学的な香料は使いません。土と緑と、ときどき海風の記憶だけ。できあがるのは、どこかで嗅いだことがあるような、でも市販品には似ていない、小さな香りです。